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ハリラヤ 祝祭日

ハリラヤ(ナショナルホリデー)です。

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 1

私は連休には何処かへ旅に出ます。其れに関しては山ほどの旅行記を書いてホームページで紹介しています。ですから、連休がいつ何日あるかは私にとって重要です。年間の行動計画をカレンダーを眺めながら、考えます。

その休日が何の日かは二三日を除いて全く需要ではありません。ただし、インドネシアで生活するに当たって、その休みの日は何の日かを知っていた方が、ちょっと潤いが出来るような気がします。何かの行事に行ってみるとか、どこかに近づかない方がいいとか、何処が込むとかが予想がつくようになります。

インドネシアの休日は毎年日が変わります。変わらないのは元旦と八月十七日の独立記念日と十二月二十五日のクリスマスの三日だけです。最近。5月1日のメーデー、6月1日のパンテャシラも加わりました。

元旦と独立記念日、メーデー、このほかは全部宗教がらみです。イスラム関係が一番多い。そして、変更が効かない。ほかの休みは土日や土日から離れていれば土日の前後に移動して連休にする。また、年に何日かを年休を一斉に取りましょうという政府からの奨励、(チュティ ブルサマ)で飛び石を塞いで連休にする。

宗教がらみの休日が多いので、来年のカレンダーが正式に決まるのは12月に入ってからである。ただ、カレンダーやさんは予想してカレンダーを作ってしまうので、外れることもたま~~にはある。ですから、翌々年のカレンダーには全く祝祭日は記入されていません。

断食明けの日は前日までハッキリしない。インドネシアの人はあまりこだわっていない。その何日かまえに里帰りが始まっているからである。

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 2

 2018年の国民祝祭日です。

 1月 1日(月)正月
 2月16日(金) 中国正月(春節
 3月17日(土) ヒンズー正月(ニュピ)
 3月30日(金) 聖金曜日
 4月14日(金) モハマッド昇天祭
 5月 1日(火) メーデー
 5月10日(木) キリスト昇天祭
 5月29日(火) ワイサック(仏教大祭)
 6月 1日(金)パンチャシラの日
 6月15日(金)~16日(土)断食明け大祭
 8月17日(金) 独立記念日
 8月22日(水) 犠牲祭
 9月11日(水) ヒジュラ正月
11月20日(火) モハマッド降誕祭
12月25日(火) クリスマス
6月13.14と18,19 年休消化奨励日


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祝祭日が土曜日もしくは日曜日に重なる場合、振替休日にならない。

2018年、休日が増えましたね。メーデーとパンチャシラ(宗教とは関係ない)は、つい最近、ナショナル ホリデーになったばかり、また、チュティブルサマも二日、17年から増えた。

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 3

 

太陰暦を使っている関係で、一年は355日に近いので、毎年、イスラム教の休日は10日ほど前に来る。季節の調整を考えていないので、只ひたすら、10日ずつずれるだけである。その点、中国正月やヒンドゥーの休日は季節の調整があって、ときどき、一ヶ月あまり戻る。ですから、規則性を見つけるのは一般の人には難しい。勿論、それぞれ規則があるのですから、それに従たがえばいいのですが、それを考える一般人はいないと言っていい。とにかく、政府の発表を待つだけである。

連休がいつになるのか、政府の発表があるまで分からない。ココ最近は5月までの前半に集中し、後半は、殆ど連休はない。何年か後には逆になることでしょう。

 

元日は万国共通で休日でしょうが、インドネシアは単なる一日の休日です。年末年始の長期休暇はありません。前後は完全に暦どおりです。クリスマスから新年にかけてたまたまイスラムの休日が差し掛からなければ二日の休みがあるだけです。デパートでは年末セール、クリスマスセールとほかの国と同じように商戦が盛んになります。イスラムの家庭でもクリスマスプレゼントは子供たちが楽しみにしています。家庭の年中行事に繰り込まれています。

 

モスレムの新年が今年(2008年)は二回あります。1月10日は1429年です。12月29日は1430年です。たまたま、今年はモスレムの正月が二回ですが、その年によって、色々な休日が年始、年末と二回ある場合があります。ちょっと得をするような感じです。その前後は正月でも休みになりません。

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 4

中国正月(春節)は2月の半ばですが、これも動きます。ヒンドゥーの正月(ニュピ)も動きます。それぞれに関係がある人は前後をお祝いのために会社を年休で休んだりするでしょうが、一般的には何の動きもありません。ただ、都会のデパート、ショッピングモールでは中国正月が近づくと真っ赤な飾りで一杯になります。町が赤くなってきたら春節が近いことを感じますが、田舎では全く関係ありません。

ニュピはヒンドゥー関係者の行事が一杯です。バリではまったく社会生活がストップします。救急車と消防以外は全部ストップです。ほかの宗教の人も協力します。家の門から外の出てはいけません。外国人もホテルから一歩も出てはいけません。交通機関、空港も閉鎖です。ホテルのレストランも閉まっていますから、客は食料品、飲み物を前の日に夜中の12時までに買っておかなければ、何もありません。すごし方はホテル内のプールとか海辺ならプライベートビーチで過ごすしかありません。知っていて行くならいいですが、知らないで行ったら、えらい目にあいます。注意。

ジャクジャのチャンディプランバナンでも盛大な行事が行われます。昼もいいですが夜の野外コンサートは雄大で、伝統的な演劇も一見の価値があります。こちらは外出禁止と言うことはありません。社会生活に変化はありません。

イスラムの犠牲祭、一週間ほど前から、町のあちこちで、ヤギや羊や牛の販売が道端で始まります。生贄用です。私はその動物たちは間もなく殺されると思うと気の毒でたまらなくなります。見るに忍びないと言うか。当日、やはり、町のあちこちで、生贄の儀式が行われ多くの人が集まりお祈りを、歓声をあげます。其の場で裁いて来た人たちに配られます。この日あたりは連休になるので、車で遠出をしているがあちこちでその儀式に遭遇するが、実際に留まって見る事はない。見たくない。だから、見たことがない。

 イスラムの人たちにとってはレバランの次か同じくらい重要な行事ですから、これに参加しないで、休日出勤をする人はいない。

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 5

キリスト教関係のハロウィンとかぐっドゥフライデーは、ジャカルタ付近は各教会に集まり、比較的静かにミサが行われるが、警戒は厳重である。イスラムの過激派が何をしでかすか分からないからである。日本人など関係のない人たちは催しにある場所には近づかないように大使館、領事館から広報が出ます。最近は何の事件も起きていません。

ハリラヤとは関係ない、メーデー辺りにイスラムの過激派が穏健派の集会に殴り込んだ事件がありました。50人以上が逮捕されましたが、多くはすでに開放されています。

ブッディストのワイサックもなぜか日が決っていません。ボロブドゥールで行われる儀式と言うか行事が最大ですが、全国的には全く目立ちません。テレビニュースで取り上げられるのはそれだけです。中華系のお寺はジャカルタに数箇所あると聞いていますが、何処にあるか知りません。また、地方のお寺も何処にあるか知りません。今まで、従業員というか、インドネシアで出合った人たちの仲に仏教徒はいなかった。

他の宗教はその当日、牧師さんのような人が出演し、お説教の様な物をしていますが、私は全く分からないし、興味がありません。ちなみに、イスラムは毎日夕方のお祈りをテレビでも放映します。レバラン、断食月になれば、イスラム色があからさまになります。ドラマもイスラム教に関連したドラマが多くなります。圧倒的にイスラム優先の内容になります。

 

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 6

お楽しみのラマダン、レバランです。ご存知のようにその一ヶ月前から断食月になります。日の出から日の入まで禁欲月です。なぜ、この時太陽を使うのかイスラムって不思議ですね、首尾一貫していません。地球上で住む場所によって、時間が全然違います。日が沈まない地方と日が昇らない地方のことを考えていない。それはさておいて、禁欲ですから、極端なことをいうと水は勿論飲んではだめ、つばも飲まないで、はかなければだめです。セックスもだめ。

しかし、太陽が沈めば反動で、なんでもアリのOKの世界に早代わり、この時期の10ヵ月後に赤ちゃんが生まれる人数が多い。また、やせるどころか太ってしまう人のほうがはるかに多い。だから、これも、矛盾しています。同じ痛みを分かち合い、共有意識を持つというその宗教の偉い人たちが言っていることが空虚に感じるのは私だけでしょうか。

断食月が終わりに近い頃から何もかもが休みになります。日本のお盆やすみに似ています。帰省ラッシュ民族大移動が始まります。故郷で一族とともに断食明けを共有するのです。一年の自分の罪をご破算にする儀式になります。一週間後くらいにUターンラッシュになります。その光景はかなりすさまじいものになります。バイクの渦に巻き込まれます。ガソリンスタンドは超長蛇の列になります。バス、航空機、などなどの移動手段も大混雑、インドネシアの人たちはうんざりでしょうが、それでも、移動をします。エンルギーのすさまじさを感じます。

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 7

レバランの長期休暇のその時、日本人はどうするか。一番、一般的なのは、おおきく分けて、ゴルフ三昧の人、帰国する人、少数派で近隣の旅行と閉じこもりである。ゴルフは純粋のハリラヤのみが営業ストップになる所が多いが、前後の休日は営業している。夜も、お酒が断食明けと共におおっぴらに飲めるようになるので、禁断症状が出そうな人にとっては待望の時になる。

 ゴルフ代は休日扱いになるので価格は平日並みには下がらない。それでも7日間毎日ゴルフだったという人も多い。

 家族で来ている人は帰国する人がおおいし、単身赴任者は奥さんを呼び寄せるというか、来てしまうというか、国内を案内したりショッピングに付き合ったりする人もいる。この時期、交通機関の価格が急騰するし、ものすごい込みようなので、この時期は遠出をしない方がいい。

 私は別です。車で行きたいところへ行きます。休みの真ん中付近は道も町もがらがらですから、移動が早いので、遠出が簡単に出来るからです。安旅館は経営していますから、宿泊の心配もありません。

何はともあれ、イスラムではない日本人は、この期間を有効に使うことが出来ますから、ちゃんと計画を立て、予約が必要ならできるだけ早い時期に予約をしておいた方がいいと思います。

 

ハリラヤ(hari raya)を知ろう 8

今年の断食は9月の始めから、連休は9月の末から10月の」一週目になるでしょう。この期間に移動するなら、すでに予約をした方がいいと思う。私はやはり別です。行き当たりばったりの、でたとこ勝負ですから。まだ、何処へ行くとは決めていませんが、インドネシア国内の何処かへ出かけることでしょう。

その後は12月までありません。12月は三日あります。クルスチャン一回、イスラム二回です。三連休が二回、クリスマスは単独です。これらの過ごし方もレバランと同じで、帰国組みとゴルフ組に分かれます。連休の日日が少ないので、ゴルフ組みのほうが多いでしょう。

正月を迎える準備は日本食スーパーと日本食レストラン主導です。それらが商売柄煽って盛り上げさせられるのです。インドネシア一般は年末セール、クリスマスセールで盛り上げます。しかし、レバランほどではありません。通常より若干賑やかになる程度です。年末年始とラマダン、レバランの日にち的距離の開きにも関係があります。半年離れていればそれぞれが単独で盛り上がります。

日本人がどこかのレストランに集まり、紅白歌合戦を二時間早く見ながら、盛り上がり、行く年来る年をみながら、日本を思う。そんな風景がそこかしこにあります。

其の流れで、おせち料理も食べてしまう。ジャカルタのホテル辺りでは餅つきの催しもあるようです。

というのも、私は、年末年始は日本へ帰っていて、インドネシアで友人と過ごしたことがないからです。アルコールが全然駄目なので、盛り上がりに水をさす可能性があることと、せめて正月くらいは自宅で迎えたいと思っていうからです。