スマトラ、パダンから北数十キロの山の中、盆地の町である。ここは観光地としてスマトラではトバ湖についで有名な場所です。あそこへ行った、ここへ行ったと話していると、ブキッティンギはまだかと聞かれる。そこで、行ったよといえるように、行ってみることにした。今回は珍しく、日本人の友人を伴ってです。
 ジャカルタからパダンへ一時間半ほどで着く。空港でタクシーをチャーターしBukittingiへ向かう。9時ジャカルタ発で13時にはブキッティンギに入った。大変狭い町である。平均直径一キロの楕円の盆地だ。
 休日とあって、町中大変にぎわっていた。中心の時計塔の周りは特に大きなショッピングモールありの屋台や小さい店が軒を連ね、KFCも二階建てで目立っていた。
 





町の中心の丘の上に初代副大統領の記念公園がある。ジャカルタの空港スカルノハッタ空港のハッタさんはブキンッティンギ出身である。この町の英雄です。

1800年前半の城砦跡や日本人が3年半立てこもった洞穴陣地、それと同じ場所のパンラマ展望台、また、道を隔てて向かい側の戦争博物館、徒歩でぐるっと回った。戦争博物館や日本軍陣地跡は日本人にとっては胸を張っていけるところではない。皆さんにごめんなさいといいながら、見て回った。
 こちらパダンも含めて、一般家屋に屋根に大変な特徴があるり、なぜコンナ風にしなければならなかったのか不思議である。必要性を全然感じない。メダンやトバ湖付近、そこらへんから移住した民族が多いと言えあれる、スラウェジのタナトラジャなど屋根がそっくり返った家は多いが、ここほど尖がらせてはいない。雷は落ちやすい構造になっている。
 実際、有名な、貴重は博物館は落雷の為、何度も消失しているが、懲りずにまた同じ構造で再建するという。

Gunung Singaran

Danau Singkarak

Danau Maninjaw

main

Taman Bundokandung

軍事博物館

Istano Basa Pagaruyungの現在と過去

Bukittingi Sumatre

Lobang Jepanの看板

Fort de Kock

Ngarai sianok

Masakan Padang
パダン料理

 パダンは何もないところで、歴史博物館ぐらいのものでしょうか、空港は出来上がって三年、まだまだ汚くなっていない綺麗な空港でした。タクシーはバリの空港と同じシステムでタクシーカウンターで行き先を言って金額を記入されているチケットを受け取り、先頭のタクシーに乗る。健全的な経営である。バスやミニカーも同じカウンタターの並びで借りる。
 
 海岸で、亀の卵を売っていたので、どうせ売っているのだからと思い、心苦しかったが、かって食べた。一個、二千ルピア。半熟というかちょっと温かくしただけというか、殻はぶよぶよで中身は生のまま状態。からをむしって、中身を吸ってみたが、味が奇妙、ちょっと口に入れただけで、全部を食べることができなかった。
 なぜ、亀の卵を食べてしまうことを禁止していないのでしょうか、絶対禁止すべきだと思うのですが。堂々と売っているのが納得できない。
 食べ物は辛いし、亀の卵を食べてしまっているし、幅を利かせている中華系の町は汚いし、この町は好きになれなかった。
 辛いもの好きな人、亀の卵を食べてみたい人はぜひどうぞ、BukittingiもPadangも再び訪れることはないでしょう。
やはり、インドネシア内の旅行は乾季に限る。しかし、連休が雨季の二月三月に集中しているので、なかなか思うようにいかない。

 銀細工が盛んな町があった。コタ ガンダンという町で、目立たない町ですが、一般の民家のような内職工場が軒を連ねている。一軒のCiciという店に入った。安い。銀細工はジョクジャカルタが有名ですが、ここの人によると、ここからジョクジャに職人は行っているし、ここから製品も送っているそうです。安い、実に安い。ジョクジャの半額である。
 ”地球の歩き方”の間違い。ここをコタ、ガンドゥンと書いてあるが実際はガンダンである。是では運転手を困らせます。ついでにもうひとつ、復元された王宮で最大の博物館、パガルユン パレス(Istano Basa Pagaruyung)大きく写真が載っていますが、2007年、落雷による火事で全焼し、今は影も形もありません。

Simpang RayaとSederhanaという店がパダン料理の有名チェーンである。私は気に入らないが、インドネシアのいたる所にある。パプアにもあった。インドネシアには大変人気のある食事であることは確かである。

 回転しない回転寿司のようなものである。夕食はパダン料理。これが、私は苦手。皿に盛られていろいろな料理が運ばれてくる、最低十種類、多いレストランでは20種類を超える。その中から各自が食べたいものを選んで突っつくが、勿論、分け合っても食べる。少しでも、味見でも、ちょっとでも食べてしまえば、一皿分払わなければならない。初めての人は味が分からないので、勘で選んで食べきるしかない。まずければ、食べずに損をするだけである。私は、辛いものが全くだめだから、選べるものが限られている。アヤムゴレン(鳥の空揚げ)だけである。ぱさぱさのご飯と一緒に食べる。飲み物は決って、テーパナスマニス(Tee Manis Panas)”熱い紅茶,砂糖かシロップが入って甘い)を頼む、間違えて、辛いものを食べてしまった時には水をがぶがぶ飲む。
 辛いものが好きな、インドネシア人はおいしいおいしいといって食べる。日本人でも辛いもの好きな人にはたまらなく気に入るらしい。酒と同じである。
 前もって、作ってあるもの出してくるだけなので、全部冷えてしまっているし、暖かければやわらかいと思うものも硬くなってしまっているので、なおうまくない。