実用インドネシア語講座 18




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最近、インドネシアで流行っている言葉はCapek deh...~(ちゃぺっで~)”疲れる~~”という意味です。 本当に疲れるという意味ではありません。 日本語でも同じ表現の仕方をしますね。 相手の話がしつこかったり、訳のわからないことを言ったりしたときの反応として使います。 それも、右手の甲をおでこにあてながらいいます。冗談交じりに言う場合が多い。
本当の疲れたはCapekCapaiですから、間違いないように。

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Miring
(ミリン)”傾いている””偏る””斜めになっている”という意味です。 インドネシアではミリンが沢山あります。 家など建物、傾いた柱、屋根、前から見ると平行四辺形の家が多い。 トラックやバス、後ろから見ると、タイヤの空気や積荷のバランスというより、車体自体がミリンである。 危なっかしい、今にも倒れそう。 ここ数年は日本からの中古トラックが増えているが、さすがにミリンはない。
 私が指導している押出製品を見て、ミリンmiring  ベンコッbengkok プタールputar傾いている、曲がっている ねじれているなどと言います。
 坂道はjalan miringではない、是では道は傾いているという意味になってしまう。 jalan lerengan (ジャラン レレンガン)”坂道”である。

 ジャラン ダキJalan dmengdaki登山道です。面白いですよ、インドネシア語は、daki垢です。石鹸などのコマーシャルによく出ています。それが、動詞になると、登山、という意味になります。想像できませんね。
 他にもブドウのAnggur アングールが動詞に替わって、Penganggurプンガングールになると、失業するという意味になってしまう。何故でしょうね。名詞と動詞の意味がガラっと変わってしまう単語はいくつかありますね。
 そして、この単語、もう一つ例外な点がある。penが付くと人や道具を表し、mengが付くと動詞になるのが普通ですが、Menganggurが失業者になっている。

 ついでに、頭などにできるフケ、ketombeクトンベといいます。シャンプーのコマーシャアルに頻繁に使われています。



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インドネシアの雨季は洪水の時期でもある。 日本の洪水は河川の氾濫や決壊によるものが一般的だが、こちらの洪水は違う。 大きな水溜りができてしまうのだ。 排水の機能がないので、低いところに水がたまってしまう。 ごく普通の道の低いところで通行止めになってしまう。 有名なジャカルタ空港までのチェンカレンという場所の水溜りも原因は大雨のための水溜りである。 Banjirといいます。 Musim Banjir (ムシン バンジール)”洪水の季節、ピーク”は二月です。 インドネシアのはmusim panas(kemarau)(kering)(クマラウ)musim hujan(banjir)の二つの季節があります。 乾季と雨季です。乾季は、山火事の季節でもある。
洪水がなければ涼しいので雨季のほうが好きです。 ゴルフ場がbanjirになって中止になることもあります。
 
 Bencana
ブンチャナ、災害です。インドネシアは万年、ブンチャナです。山火事Kebakaran hutan, 、洪水banjir, 地滑りlongsor地震gempa bumi、津波
tsunamiそして、噴火Erupsi



89 rencana(ルンチャナ)”計画””予定”が普通の意味である。 発展して、”草案””物語”原稿”のなどの意味もある。 其れに”設計”という意味も加わる。 動詞になればmerencanakan(ムルンチャナカン)”計画を立てる””設計をする””報告をまとめる”など、無理やり意味を共通化させている様になっている。

 Keluarga berencana 国が奨励している子供は2人、という運動です。家屋計画


90merendamkan
(ムレンダンカン)”沈める”私は仕事の関係で、よく使います。 水槽の水を製品が通過する時に水面から浮いていてはいけません。 それとは反対に”浮かせる”はtimbul
(ティンブル)です。 私の仕事では頻繁に使うので、インドネシアへ赴任して直ぐに覚えました。 tenggelam (トゥンゲラン)も”沈む”です。インドネシアでは、船の沈没事件の多い。この単語は、ロンソール(がけ崩れ)と共に、よく出てくる。

 
Rendahレンダーは”、低い”Tinggiが高いです・