実用インドネシア語講座 20
96”ギンギン、ギラギラ夕日が沈む、ギンギンギラギラ日が沈む”という歌、知ってますよね。是をインドネシアで歌ってみてください。聞いた人は、どんな反応をするでしょうか。面白いですよ。Gila(ギラ)は、今日本で言ってはいけない言葉になっている、”気違い”の意味です。車の運転が乱暴な人を、あいつはギラだといいます。使い方は日本と全く同じです。
だから、この歌は、”気違い”と連呼している歌です。ぜひ、歌ってみてください。
97P.T.(ペーテー)とは”株式会社”のことです。Perseroan terbatasの頭文字で、意味は有限会社に近い。会社勤めをしている人は、PTに勤めていると言います。ちゃんとした会社に勤めているということを、そう、言うのです。ほとんどの会社の名前の前に付きます。私の会社はPT、ENDOTAです。
”会社”はperusahaan(プルウサハアン)です。usaha(ウサハ)”努力”です。会社は努力の結果できる物という意味で努力が名詞になって会社になったのでしょう。創業者は、Pengeusahaと言います。
98 私が参加していたゴルフの会の名前がAKRAB-KAI(アクラブ)”やさしい””親密な”という意味の会です。毎月一回,第三土曜日です。130回を超えていますから10年以上続いていることになります。別名”へたくそ会”といって、初心者大歓迎です。今は、あるのか、知りません。
teman(トゥマン)”友達””同僚”ですが、sahabat(サハバッ)”親友”です。”親友中の親友”はsahabat akrab(サハバッ アクラブ)です。
五輪真弓の”心の友”という歌は、もう、1990年ころから、インドネシアでは、大有名な歌です。意味は、と聞かれることが多い。Sahabat dalam hatiと、言ってやる。なるほど、と、思ってくれる。
99 ここインドネシアでも微々たる人々ですが、環境問題に関心を持つ人がいます。本当にわずかです。インドネシアには”環境”という言葉はありませんでした。世界で取り上げられるようになって、始めて、言葉を決めた。近いのが、lingkungan(リンクンガン)基本語はlingkung(リンクン)”周囲””一周””サークル”で、環境という意味ではありませんが、最近、環境という意味で使われだしたのです。akrab lingkungan(アクラブ リンクンガン)”環境にやさしい”が一例です。このような環境の話をインドネシア人にまじめに話をすると、大概、”めんどうくさいな”menbosankan(ムンボサンカン)という顔をされます。Bosan墓参ではありません。”退屈”するです。めんどくさいと退屈するがインドネシアでは同じなのでしょう。Maserマグールと言う人もいる。
100 環境を日イ辞書kamus(カムス)で引くとsuasana(スアサナ)”雰囲気””情勢”という意味で、その場所そのものを言うのでなく、其の場の空気のことです。だから、物質的な環境ではありません。