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お金も、時間も元気も無くて、これ以上のことはやってない。金属の螺旋管チューブ屋さんなどは、やってみたらいいと思う。これが使えるようになれば、長い長い生産ラインはいらなくなりますよ。プラスチックで軽量化にも寄与します。短い定尺カットもやりやすい。
 POMでテストしましたが、成功しています、金型はそんなに難しくない。クロスヘッドのチューブの金型の空気穴を使って、樹脂を入れて回転させればいい。スリットの代わりに小さい穴にすれば二本でも三本でもスプリングは出来る。内径螺旋チューブはできるでしょう。プラスチックで出来た製品にプラスチックのスプリングを使えばリサイクル使用するのに大変便利なはずである。


 内径スプリングチューブ

 ホース、チューブは折れる。弾力性があるゴムでも、折れる、継手の付近は特に折れやすい。ブレードホースでも折れる。

 折れないホースはできないかと考える人はいくらでもいると思う。PVCホース(TY社製)がすでにあった。形としてはチューブの内側に螺旋状に樹脂をつける。スプリングにチューブをかぶせたようなもの。螺旋の太さと間隔にも依るでしょうがこれは折れない。

 私としては、この製品の金型の構造は製品を見た瞬間に想像がついた。実際に作ってみた。樹脂漏れは多少あるが、割合簡単にできてしまった。人と同じことをやってもしかたがないので、POMで外径6mm内径4mm の内径螺旋チューブを作ってみた。目的は策導管に使えないかということでした。その場合は折れないということそうだが、それより、中に入る金属ケーブルの接触面が少ないので軽い力で回転や往復運動ができやすいことが、メリットになるはずだった。時間がなくて持って売り込みに回るということはしなかった。まだ日の目は見ていない。

 日の目を見たのは何かというと、このチューブの中の螺旋の部分。スプリングとして使われだした。表面の薄いチューブの原料は、はがれ易い異質のものを使い、一定の長さに切った後、簡単に分離するようにした。分解して仕分けしなくてもそのまま粉砕機に放り込めるように、金属スプリングをプラスチックに変えるという考えである。リサイクルをしやすい、これからの商品だと思う。ただし、これも宣伝はしていないので大量生産にはなっていない。

もう一つ、考えられることは、このチューブの内側にチューブを付ける、というよりは、チューブの外側にスプリングを巻きつけるように溶着させ、その上にチューブをコーティングする、スプリングサンドウィッチチューブはどうだろうか。これなら、内径に凸凹がなく、外観は全くの折れないチューブということになる。

内径スプリングチューブ