○ 地図を何とかして欲しい
  
  結婚式の招待状の地図がでたらめな事、毎回、会場を探すのに迷ってしまう。一苦労で、疲れる。結婚式の招待状は一週間前くらいに来る。どこでやるのかを先ず確認する。車でいけるところかどうかである。行けるとなれば出席させてもらう。地図が問題。道の広さと、道の距離がでたらめなのだ。それと、道が曲がっているのに真っ直ぐ書いてある。その間違った地図を見ながら、勘をフルに使って、運転をしながら、道を選ぶ。間違いは普通にあるので、道端の人に聞く。それでも間違う。やっと着いたと思ったら、別の結婚式だったこともある。
  
 森の中で、道が狭すぎたり、進入禁止の杭があったりして、車が結婚式場の近くまで行けず、かなり遠くへ駐車して1km以上歩いていった事もあり、その時は車が心配で、10分もいないで失礼した事もある。
  結婚が近いと思われる従業員には、せめて、地図には距離を入れるように言うのだが、言う事を聞いてくれた人は一人もいない。

  

            

  ○ 気が利かない、気使いを出来ない

 私より10歳年下だ。太っている人の特徴か、座る時はところかまわずふんぞり返る。会社内では疲れるほどの仕事はやっていないし、移動でも、車の後ろで居眠りしているだけなので、(単語を覚えれば今ではかなりの数覚えていると思うのだが)疲れるわけがない。現場で、従業員と話すわけでもなく、冷房の聞いた部屋で、座り込んでいるだけ。

 周りに誰がいようとお構いなしにふんぞり返って座る。事務所では誰が前に立った時でもそっくり返りながら話す。前社長と大違い。前社長の時は、いすを前において、座ってもらって話しをしたが、Hはそんなことは思いつかない。

サンヨーMさんが私の客としてみえた時、呼ばれてロビーに向かった、そのとき見た光景が、ソファーでHがふんぞり返って、新聞をかぶるように大きく広げて読んでいる。その後ろで、Mさんが、見本パネルを立ったまま見ていた。ひどい構図だと思った。挨拶した後の構図とは考えられない。Hは無視している構図だ。Mさんに声をかけ、応接室に移ってもらった。5分ほど後、工場を案内するために応接室を出た。Hは全く同じ構図で新聞を読んでいる。恥ずかしくて、紹介し、工場に入る許可を取る雰囲気ではない。「あの人は社長?」と聞かれたが、「お客さんでしょう」と返事した。

Mさんが帰って、しばらく後、H、私に近づいてきて「部外者を工場に入れる時には、私の許可を取ってください。本社社長も言っているから」と言いに来た。自分の態度は棚に上げて、言ってくるだろうなと予想していたし、かわいそうで、言い返してやり込めてもしょうがないと思って、「そうですか」と返事して終わりだった。

「社長なら、また、営業マンなら、知らない顔をしていないで、せめて、挨拶して、パネルの説明をするとか、私が来る前に応接室で待っているように案内するとかしなさいよ」こういうことが出来ない人が、状況に気が付かないで注意するという、頓珍漢にも呆れる。一事が万事ということでしょう。態度のでかさだけが目立ち、気遣いは無い。権力に対するゴマすりの気遣いだけだ。「首をかけてでも、やらなければならないと思ったことはやるから」と威勢のいいことを最初だけ言ったが、首をかけるほどのことは何もやっていない。それに近いこともやっていない。せいぜい、事務所内に似合わない壁を作っただけ。何もしない、できないから、首になるのではないかなと思わされる。「ロビーで来客(誰であろうと)にたまたま会ったときは、挨拶か自己紹介ぐらいしなさいよ。」ふんぞり返ったままでいてもいいと本社社長が言ったのですか。

          ○ マナーの悪さ(ソンボン)
 
 ゴルフをインドネシア人と一緒にやった時のマナーの悪さにはあきれ返った。特権階級気取りの醜さの手本だった。金輪際、この種の人種と一緒にやりたくない。
 
 先ず、缶ジュースを飲み干した缶をそこら辺りに投げ捨てた、カートに置く所があるし、捨てるならゴミ箱が随所にある、それなのに、草むらに投捨てた。注意をしたら、キャディーに、お前拾って来いと命令した。
 
 見えなくなったボールを自分は探さない、キャディに探させ、見付かるか、ロストとキャディが言うのを待っている。私たちが探してやっても、自分では探さない。

 ホールの入ったボールは自分で拾わない。キャディに拾わせる。時にはパターを終わった後放り出し、キャディに拾わせる。

 たまたま、勤めている役所の上司を近くのグリーンで、見つけた。大声で、呼びかけながら挨拶している。そのうち、走り出して、その人の所まで行き、なにやら話して戻ってきた、その間、5分くらい、私たちは、只、待たされた。彼から、一言も無かった。

  これらは、インドネシア人に限った事ではない。H君が似たような行動をしたので、イエローカードと言ってやったら、キャディはそれだ仕事でしょ、と、帰ってきた。日本人も色々である。

○ まいった、もう降参

部下の結婚式からやっと脱出して、会社に戻って、オフィスに入った瞬間、K君、得意げに、「TOSO向けで使わなくなったマスターバッチを買い取ってもらえないかDAC(大日本インク、アストラ)のTさんに電話でお願いしましたら、どこか、他で使えないか調べて返事をします,といっていました。」

それを聞いて、かなりのショックを受けた。購入の経緯を知らない上、DACのTさんとも面識が無い、にもかかわらず、使わなくなったから、買い戻して欲しい、と電話で頼み込む神経が何処から出てくるのだろうか、場合によっては、そんな会社と、今後、取引したくないという状態にもなりかねないのにである。ほとんどけんかを売っているような、突然の買取依頼。

Tさん、応対に迷ったという、「そういう話は初めてだし、Kさんがどういう人かわからないし、とんでもない話をして来るな、とも言えないし、ちょっと調べてみますと、返事をしておいたという。それはそうでしょう、頭から断ってしまうのもなんだし~~、太田さん、頼みますよ
。」と言ってきた。

K君の、まさかの,行動なので、私も事前に止められない。話方教室、取引の基本中の基本からはじめなければならないとなると、私にはまったく手に負えない。その上、私の常識とかなり違うので、常識の話しても意味が無いと思う。

今回のこともそうですが、小さい子供に話すように行儀作法から、一般常識的なことを諭すように話をする時間を多く持たなければならないのかと思うと、こちらの気がめいってしまう。もし、そういう話をしても、彼くらいの年齢の人にわかってもらうことはできないでしょう。理解してもらえていないような気がするから虚しい。というのも、その後一生懸命私に謝る。誤る必要が彼にはあるのでしょうが、私は私に謝ってもらいたくない。そこも違うし、客先にも謝る。その謝り方が、私に、叱られたから、無かったことにしてくださいという言い方をする。

口数がまったくすくないが、その少ない口数の中には、問題発言と見当違いの発言がほとんどである。

これだけ私が書いたり言ったりすることはありません。しかし、全体、様々なことを考えると、このままでは、誰もが不安になってくると思います。

人がどう思っているでしょうとも触れたくありませんが、O、I両君も、どうでもいいと思っている、当たり障りの無い面倒は見るが、ほとんど見捨てている、気持ちは充分分かる。

 もう一つ、先週、始めて気がついたことですが、口数が少なく、K君がインドネシアのスタッフに話しかけているところに遭遇することがほとんど無いので、今まで気付かなかったのですが、名前を呼びかけたり、呼ぶ時に、誰に対しても、名前だけで、呼び捨てにしていた。

ほとんどの人は、彼より年上だし、仕事も出来るにもかかわらず、SAN とかBAPAKなどを、つけないで、名前だけで呼んでいた。これも注意したが、どうも本人、納得していないようだし、難しいのでしょうか、その後も変わっていないようです。

            ○ 初歩中の初歩を知らない

H君もI君ともに、6ナイロンと66ナイロンの区別がつかない。UHDPE,HDPE,LDPELLDPE、GPPS,HIPS,MIPSの区別がつかない。これらの原料の話しをすると、きょとんとした顔になる。私が何のことを言っているのか、彼らにはわけが分からない。わけの分からないことを口走っているとしか思われない。「あの人が言っていることは、わけが分からない」と知らない同士で批判しているのが、私の耳に入ってくる。何も知らない人が、よーく知っている人を批判するのだから、変な話である。

PE、ナイロンはそれぞれ一種類しかないと、思い込んでいるので、話が全然、合わない。PPについてもPVCについてもPCについてもである。とにかく、プラスチック原料の知識がゼロに近い。悲しい。二十年三十年プラスチックを扱っていて、知らないとは信じられない。

I君、6ナイロンと66ナイロンを半々で混ぜた製品をトライさせた。融点が全く違う二種類の原料を混ぜるのですから、成型は普通にやったら出来ない。温度条件などの製造条件は示せない。ただ、とにかくやれといっただけ、本人は立ち会わない。それも三回も。まともな製品が出来るはずはなかった。

ご本人、6と66の意識がない。同じナイロンと思っているので、腑に落ちなかったのでしょう、混ざらないはずがないと思い込んでいるのだから仕方がない。インドネシア人スタッフの押出の人は知っているが、逆らわないで、やれといわれたことをやっただけ。知らないことは教えられないのは当然で、案の定、射出の人は、やはり、知らなかった。

品番で、6か66かまたは11か12かその他か分かるようになっている。しかし、I君にとってはナイロンはナイロンである、その他ではない。知らないから怖いもの知らずである。今は少しは区別がつくようになっているかもしれない。こういう話は本人に何回かしたが、その都度、きょとんとしているだけで、私の話を受けとめられなかったようだ。

 

 インドネシア人への不満と言うより、気が利かない人への不満と言った方がいい。日本人の経営者や指導者と言われている人でも気が利かない人は多いからです。体験を書いていきます。沢山有りますが、ほんの一部です。だからと言って、私が、それによって、プッツンと切れることはありません。かわいそうに思うだけです。怒鳴る事はないが評価はするし、注意はするし、思う事はたくさんある。
  冷静に言って聞かせてもわからない人たちばかりですから。そうそうと思う人も多いことと思います。その人たちのストレス解消のために、あるある全集です。
 かかわりが多いだけに、結局、良く考えてみると、日本人への不満の方が多いのではないでしょうか。

              ○ 催促の催促

客先から、原料が何時入って、何時から生産できるか問い合わせが入っていて、早く返事をしなければならないのですが、返事がなかなかできない。原料の注文は一ヶ月半ほど前にしてあるのに、PCに何回催促しても、商社からの返事を待っているという、商社の日本人に聞いても、調べてすぐ返事をします、の繰り返し。いらいらする私があほに感じます。

催促を催促しないと催促をしない。そして、何度目かの催促でやっと返事が商社から入ったという、四日後に港に入りますから、連休明けには引き取れますとのこと。なぜ、四日前にならないと、何時はいるか返事がもらえないのか。出港日がわかればすぐに返事をもらえるはずなのに、うちのPCも商社の担当者もいったいなにを考えているのかまったくわからない。

最後の手段で商社の日本人に、こちらから問い合わせ様子を聞くのだが、これがまた頼りない。先方から現在どうなっているのか、どういう状況なのか、知らせてくることはまったくない。わからないならなぜわからないのか、何時ごろわかるようになるのかまったく知らせてくれない。今回はひどかった、ある原料の見積もりを頼んで、一ヵ月後になってまだ回答がない、何回目かに問い合わせたとき、「あ、それ、一週間前についていました、すぐ会社に戻ってFAXします。」それから、一日待った、またどうなっているか問い合わせたら、「え、まだ着いていませんか、すぐにFAXさせます」、それから、一日後にやっとFAXが届いた。その間、その日本人から付いたかどうかの確認がない。挙句の果てに、その見積もりの内容が、以前のものより30パーセントも高い、こんな見積もりなら電話で話しているときに一言いってくれれば住むことなのに、まったく気が利かない、本当に商社マンなのか疑いたくなる。日本人もインドネシア人も変わらない。日本で言う殿様商売だ。できれば、商社を変えたいのだが、それも難しい。

 自分の会社ならとっくに担当を代えているか、お払い箱にしている。

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