バトゥラデン

BaturadenあるいはBaturradenです。従業員の一人が田舎の家の近くに良いところがあるよ。行って見たらどうですか。行くなら、私を家まで送ってください。よくある、ちゃっかりした話しです。近場では、もうめぼしいところがなくなってしまっているので、行ってみることにした。

1 位置とアクセス
  中部ジャワの西端の中央に位置する。Purwokerto(プルヲケルト)の北、12km。ジャカルタからは、車で行くしかない。終点Cikampek(チカンペック)まで高速道路、そこから左折し、一般道に入る。北海岸沿いの道を東進する。Cirebon(チレボン)まで5時間、Tegal(テガル)まで1時間、そこから、南進してPurwoertoに向かう。そこからは直ぐである。休憩一時間で計八時間で目的地へ到着。従業員の出身はプルヲケルトだった。

Curug Cipendok

 

Curug Ceheng

2 見所
 簡単に言うと、Slamet山の南麓の温泉保養地ですが、いろいろ、変わった様子が見られる。まず、幾つかの滝。Curug Cipendok、 Curug Cehengなどです。 Curugというのは滝の意味です。air turujung(アイルトゥルジュン)とも言いう。それぞれに癒される田舎の景色です。車で10分以内の範囲に5〜6種類の滝があった。
 源泉は二箇所あり、Pancuran3(Telu)とPancuran7(Pitu)、お湯の噴出孔がそれぞれ3と7列に並んでいるのが不思議である。

そのうちの7の源泉の下の方が遊歩道になっている。下りていくと、お湯が勢いよく、落ちている。むき出しになった岩の上に黄緑色の湯の花がへばり付いている。もっと下へ行くと黄白色に変わり、次は黄色になり、最後には金色に変わっていた。この金色の所をGoa Sarabadakと言って洞穴になっている。
 山の中なので、いずれも駐車場から急な階段を上り下りしてたどり着くので帰りも含めて、結構強硬軍になる。

3 ホテル、保養所、公園
 5万〜50万Rptとピンからキリまである。いつものように行き当たりばったりで大丈夫だった。私はクウラーつきで10万Rpに泊まる。他の日本人には無理でしょう。
 公共温泉保養所Pemandian Kalibacin(プマンヂアン、カリバチン)がある。皮膚病に効くとか、どうでしょうか、インドネシアには珍しく、清潔そうな雰囲気で、ちょっとほっとする。
 広大な公園がある。千客万来、老若男女で大賑わい。何があるかといえば何もない。真ん中を突っ切るように湯気だ出ているPancuran3が水源になっている川が蛇行しながら流れている。みやげ物や食べ物屋が祭りの屋台のように出ている。
 一角に温泉プールがあって子供たちが騒ぎながら水浴びしているが、水は汚い。

Lokawisata Baturraden

Gunug Slamet

Rice Terrace

 

Pancuran3(Telu)

Pancuran7(Pitu)

Curug Cipendok

 

Curug Ceheng

4 スラメット山
 バトゥラデンはGn.Slametの中腹に位置するので、大体何処からでも山を見ることが出来る。山はその手前の景色によって大きく印象が異なる。あいにくの小雨や霧の半ば多かったが、合間合間からすばらしい景色を見せてくれた。この山のお陰でこの辺りに人たちを潤っているし、癒されているよう雰囲気である。

話しは飛躍するが、こういうところにはイスラムの原理主義はなじまないように思う。砂漠で生まれたイスラム教がこの潤いのある土地ではどう必要があるのか疑問に思う。平和そのものである。

BATURADEN
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