実用インドネシア語講座 \
81 sendiri (スンディリ)”自分””自身””一人ぼっち”人に使うが、物にも使う。
”ソレだけ”二つつなげてsendiri-sendiri(スンディリスンディリ)はmasing-masing(マシンマシン)と同じで、”それぞれ””個人個人””各々”です。 レストランなどで支払い伝票はどうしますか、と聞かれた時、割り勘なら、そういいます。
一括でまとめて払う場合はjumlah(ジュムラー)”合計”や
borong(ボロン)”一括””まとめて”と言う。
名詞kesendirian(クスンディリアン)”独自””特徴””独創”の意味になります。
mandiri (マンディリ)は好きな言葉です。
”自立”です。 インドネシアの若者によく話をします。 インドネシアはKemerdekaan(クムルデカアン)”独立”は1945年にしているが、未だにMandiriはしていない。 皆さんはうなずきます。銀行の名前にもなっていますね。
82 旅行ガイドブックやインドネシア紹介本でカタカナ表示で,一番気になるのがeの表記です。 辞書にただeと書いてあるのは(ウ)厳密に言うと(エ)の口で(ウ)ですが、インドネシア人の発音を聞いていると(ウ)としか聞こえないし、(ウ)と発音して直されることはない。
(エ)と発音する場合はeの上に‘が付けられています。merde`ka (ムルデカ)が良い例です。
Bekasiは(ブカシ)地名です。 ベカシというと、どこ?と、聞き返されるでしょう。 Merpati (ムルパティ)”鳩”です。 ムルパティ航空がガルーダインドネシア航空についで大きい航空会社ですが、(メルパチ)などと発音したら、インドネシア人は何のことやらまったくわからないでしょう。
グーグルマップの日本語版、このことで、地名のカタカナ表記の間違いが多い。
Mid Plaza (ミッ プラッ)はJl.Sudirman(ジャラン スディルマン)”スディルマン通り”にあるビルディングの名前です。 タクシーの運転手に「ミッドプラザ」と言ったりすれば運転手が? マークになってしまいます。
ちなみに、インドネシアの通りと空港の名前は、ほとんど全て、独立戦争当時の地元の将軍やヒーローの名前を取っています。 スディルマン通りはちょっとした町のどこにでもありますし、メインストリートになっています。
ジャカルタのスディルマン通りには将軍の銅像が2003年にできました。 スカルノハッタ空港独立宣言をしたときの大統領のスカルノさんと副大統領のハッタさんです。
デンパサールのングラライ空港もヒーローの名前ウグラライさんから取っています。
83lumayan (ルマヤン)”まあまあ””ほどほど”です。 美味しい? enak? 似合う? cocok? Apa kabar? などと聞かれた時、冗談交じりの返事で、(ルマヤン)と言う。 場が和みます。
84 tambal (タンバル)”貼る””継ぎ接ぎする”です。 道端のあちこちにTambal banと書かれた看板がある。
そこには必ずオレンジ色のコンプレッサーが置いてある。 パンク修理屋さんである。 非常に便利、それだけ、パンクが多いのです。 私も平均月一回はお世話になった。 渋滞で路肩を使う機会が多いからだとは分かっているのだが、どうしても路肩を走ってしまう。
85 再赴任したばかりで、sibuk(シブッ)”忙しく”インドネシア語講座の追加をサボっています。
Karena bulan ini baru bekerja lagi di Indonesia. Saya sibuk
bangat. Tidak bisa tambah tulis disini. (
86 最近、インドネシアで流行っている言葉はCapek deh...~(ちゃぺっで〜)”疲れる〜〜”という意味です。 本当に疲れるという意味ではありません。 日本語でも同じ表現の仕方をしますね。
相手の話がしつこかったり、訳のわからないことを言ったりしたときの反応として使います。 それも、右手の甲をおでこにあてながらいいます。
本当の疲れたはCapekかCapaiですから、間違いないように。
87Miring (ミリン)”傾いている””偏る””斜めになっている”という意味です。 インドネシアではミリンが沢山あります。 家など建物、傾いた柱、屋根、前から見ると平行四辺形の家が多い。
トラックやバス、後ろから見ると、タイヤの空気や積荷のバランスというより、車体自体がミリンである。 危なっかしい、今にも倒れそう。 ここ数年は日本からの中古トラックが増えているが、さすがにミリンはない。
坂道はjalan miringではない、是では道は傾いているという意味になってしまう。 jalan lerengan (ジャラン レレンガン)”坂道”である。
88インドネシアの雨季は洪水の時期でもある。 日本の洪水は河川の氾濫や決壊によるものが一般的だが、こちらの洪水は違う。
大きな水溜りができてしまうのだ。 排水の機能がないので、低いところに水がたまってしまう。 ごく普通の道の低いところで通行止めになってしまう。 有名なジャカルタ空港までのチェンカレンという場所の水溜りも原因は大雨のための水溜りである。
Banjirといいます。 Musim Banjir (ムシン バンジール)”洪水の季節”は二月です。 インドネシアのはmusim
panas(kemarau)(クマラウ)musim hujan(banjir)の二つの季節があります。
乾季と雨季です。乾季は、山火事の季節でもある。
洪水がなければ涼しいので雨季のほうが好きです。 ゴルフ場がbanjirになって中止になることもあります。
89 rencana(ルンチャナ)”計画””予定”が普通の意味である。 発展して、”草案””物語”原稿”のなどの意味もある。 其れに”設計”という意味も加わる。
動詞になればmerencanakan(ムルンチャナカン)”計画を立てる””設計をする””報告をまとめる”など、無理やり意味を共通化させている様になっている。
90merendamkan (ムレンダンカン)”沈める”私は仕事の関係で、よく使います。
水槽の水を製品が通過する時に水面から浮いていてはいけません。 それとは反対に”浮かせる”はtimbul
(ティンブル)です。 私の仕事では頻繁に使うので、インドネシアへ赴任して直ぐに覚えました。 tenggelam (トゥンゲラン)も”沈む”です。インドネシアでは、船の沈没事件の多い。この単語は、ロンソール(がけ崩れ)と共に、よく出てくる。