実用インドネシア語講座 [
71sambil〜(サンビル〜)”〜しながら””〜のついでに”から”いい加減に〜する””適当に〜する”まで発展します。sambil
makan〜(サンビル マカン)”食べながら” sambil
jalan(サンビル ジャラン)”歩きながら”
〜しながらでも、両方とも重要な事があるのにもかかわらず、sambilanと言う名詞になると、”どうでもいいもの””いい加減でいいもの”になってしまうのはインドネシア的考え方でしょう。重要でない、という意味が強い。
72 sekitar〜(スキタール)”〜辺り””周辺”時間にも場所にも使います。sekitar jam lima sore(スキタール ジャム リマ ソレ)”夕方5時辺り”sekitar rumah dia.(スキタール ルマー ディア)”彼(彼女)の家付近”
73 terserah(トゥルスラー)”任せる”基本語はserah(スラー)です。”降服する””ゆだねる”の意味です。メニューを見ながら”何を頼みます?”pesan apa?(プサン アパ)と聞かれて、よく分からない時、”貴方に任せます”menyerah anda(ムニュラー アンダ)と言えば、適当に頼んでくれます。(トゥルスラー)の一言でも良いのです。仕事でも、よく使います。信用する意味と、その人の能力を試す意味です。
74 biarkan(ビアルカン)”そのままでいいよ””何もしないで””じっとして” biarが基本語です。”許す””放っておく””とはいうものの”なぜか”回虫”インドネシアでは、放って置いていいものですかね。biarlah(ビアルラー)”そのままにしておきなさい””放っておきなさい”と言う命令形になります。
インドネシア人から、ここ、どうしますか、と、聞かれたとき、biarkan sajayaビアルカン サジャヤ、そのままでいいよ、と、答えることが多い。
ついでですが、動詞に〜lahをつければ命令形か強い希望形になります。pergilah(プルギラー)強い声で言えば”行け!””行ってしまえ!”になります。
75 Mari〜(マリ〜)”一緒に〜しよう”英語のLet,sと同じです。(マリ)だけで、そのときの状態で何をしようか分かるものですが、しっかり言うなら、例えば、Mari kita pergi.(マリ キタ プルギ)”私たちは行きましょう”から”さあ、一緒に行きましょう”になります。
ke mari(ク マリ)”こちらへ来てください””ここへ来て”ke sini(ク シニ)と同じ意味です。
しかし、Mariより、AYoを使うことの方が多い。あるいは、若者と普段、話すときは、Yu!ユっと、言うだけです。
76 lamun(ラムン)”だが””しかし”で、namun(ナムン)も同じです。こちらの方がよく使われるかな。ところが、melamun(ムラムン)になると”何も考えず、ただ、ぼーっとしているよう” termenungは”空想にふける”“考え事をしている”、見かけが同じでも、意味が違う。インドネシア人は、ほとんど、ムラムンの方だから、自分がボーっとしている時、ムラムンヤと言われる。Sedang apa?(スダンナパ?)”何をしてるの?”と聞かれる。(トゥルムング)と答えれば、よくそんな言葉を知っているなと言う顔をされ、”微笑”senyum(スニューム)まれる。こっちもにこっとする。
しかし、は、一般的には、tetapi(テタピ)
tapi(タピ)”が使われる。
77 話をしている時、laluを、頻繁に使う人がいる。それから、という意味です。つなぎに使うのです。
yang lalu(ヤン ラルー)”過ぎた事”です。lalu(ラルー)は”過ぎた””以前の””通過した””それから””通り過ぎる”などたくさんの意味がある。sambil lalu(サンビル ラルー)”通過しながら”から”ついでに”とか”概要””おおざっぱ”と言った意味に使われる。dua hari yang lalu(ドゥア ハリ ヤン ラルー);二日前””おととい”です。lalu
lintas(ラル リンタス)”交通”(リンタス)も”通過する”の意味です。hujan
lalu(フジャン ラル)は想像がつきます。”通り雨”ですね。
terlalu〜(トゥルラル〜)は”〜過ぎる”時間的に使うのでなく、日本語の”〜過ぎる”と、同じように、濃さや温度や速度や年齢などに使う。濃すぎる、薄すぎる、厚すぎる、薄すぎる、暑過ぎる、寒すぎる、若すぎる、年を取りすぎているなどなどです。インドネシア語でいえますか、辞書を引いて覚えるだけです。
どういうわけかselalu(スラルー)”いつも”です。
78 tahu(タフ)は”豆腐”です。日本語のトーフが語源とか。だからしっかりhを発音します。
スペルは、全く同じtahu(タウ)でも、(タフ)でなくこちらの意味の時は(タウ)に聞こえる。hを発音しません。”知っている””知る”です。
pengetahuan(プンゲタウアン)”知識” Tolong kasih tahu(トロン カシ タウ)”教えてください”
79 senang(スナン)”楽しい””うれしい”名詞になってkesenagan(クスナンガン)なら、”楽しみ””娯楽”や”趣味”という意味まで発展します。
Semoga menyenangkan perjalananya.(スモガムニュナンカン プルジャラナニャ)”楽しい旅になるように祈っています”Selamat jalanを丁寧に言っています。これを言われれば、本当に喜んで旅立ってもらえます。
80 mudah(ムダー)”簡単””難しくない””やさしい”susah(スサー)”難しい”sukar(スカール) sulit(スリッ)も同じです。
mudah〜(ムダー〜)”〜しやすい””〜になりやすい”susah〜(スサー〜)”〜しにくい””〜になりにくい”という使い方をする事が多い。mudah kotol(ムダー コトール)”汚れやすい”susah cepat(スサー チュパッ)”早くしにくい”などの使い方をします。muda“若い“”薄い“とは、似て、非なるですね。