危ない人たち

こんな人シリーズ 13

私は、“インドネシアで楽しく暮す”シリーズを書いて投稿していますが、私が書いていることを全く、無視したような生活をしている人がいます。ある会社の現地社長です。

この人の趣味は釣りだけ。それ以外は全くやらない。それも、釣り仲間というか、主になって手配してくれる人がいるので其れについていくだけである。要するに人の世話を全くしないで、ただ、釣りに参加し、大使館の誰かと一緒だったとか、船が揺れたとかゆれなかったとか、その後のさしみがうまかったとか、いうだけである。

仕事は、ほとんどない。会社に8時ごろ出てきて、15:00には帰ってしまう。製造業だが、現場に入って、従業員と話をすることもない。言葉は全然上達しない。旅に出ることもないし、ゴルフの付き合いもしない。移動もアパートと会社の往復だけで、自分でコンタクトを取って、他の会社を訪問することもない。日本では営業畑で仕事をしていたとは全く思えない。

その会社は、製品を買って売る、いわゆる商社のようなことはできなかった。作ったものを売るという会社として申請したからだ。しかし、なんとか、日本から輸入した本社の商品を売ろうとし、何年間か、かかって彼の時になってOKになった。本人それを自慢する。自分が、そうした、と言っているのだ。ところが、そのために着任したその人が、営業に回らない。全然、効果があらわれないままだ。自慢は、商社のような商売で利益を生じさせてからにして欲しい。

暢気なもので、本人曰く、「インドネシアに売り先はないよ、あっても、少しで、商売にならないよ」と、すまし顔。駆けずり回って商売をふやそうなどという行動は彼にとっては頭に全くなし。

何も面白いことはないのでしょう。毎日、酒に浸る日々を送っている。其れが、私を疑い、大声で何回も怒鳴りつけた人です。

その人を必要だと思っている従業員は一人もいない。しかし、本社はそのままにしておく。面白いものである。もっとも、インドネシアでは何もしなくても文句を言う人はいないが、その人が日本へ帰ったときは、やることがなくて、やめなければならない時でしょう。気の毒な人だと思う。

 

こんな人シリーズ 14

とにかく、日本で社長時代は、相手が本性を現さないというか、損得関係がないというか、私の環境が良すぎたというか、色々な性格の人と出会うことは無かった。露にされることも無かった。しかし、こちらへ来て、皆さん本性を現すというか、思うようにいかなくてストレスがたまるというか。ぴりぴりしている人が多い。可哀想といえば可哀想、自分で望んできている人は殆どいないし、性格的に能力的に無理だと思われる人も多い。

海外へ出す本社も人材不足だし、そう、贅沢を言っていられないので、取り替えることも出来ない。皆さん、気の毒な存在だと感じる。

ゴルフのコンペに同じ会社の若者が参加することになっていた。ミーティングはスタート20分くらい前からやるので、大体、30分前には集合ということになっているのが普通だ。ご本人から何の連絡も無く、10分前になってもまだ姿が見えないので、同じ会社の人間として、私が彼に電話した。呼び出し音は鳴っているがなかなか出ない。やっと出たと思ったら、どうも、電話で起こされたような雰囲気のしゃべり方だった。「今どこにいるの?」と聞いたら、「高速道路の何処どこにいます」という返事、私は「それなら、20分もそこからならかからないね、一番スタートになっているから、同じ組の人に頼んで、最後に回してもらうよ、いいね」といったら、「そうしてください」ということで、電話を切った。

そして、変だとちょっと首をかしげながら、スタートした。プレー後本人がいたので聞いた。「間に合ったの?」「間に合いませんでした。後半だけ入れてもらいました」という返事、ほかの人に聞くと、到着が、電話したあと1時間半後だったとか、結局、電話で起こされたのでした。とっさに、どういうわけか嘘をついてしまった。そこで、あわてて支度しゴルフ場に向ったのでした。頭がパニックになっていたのでしょう。嘘をつかないで、本当のことを言うのが一番だが、同じ嘘をつくなら、突然の下痢とか、風呂場で転んで捻挫とか、そうすれば、ゴルフ場に来る必要は無かった。

結局、皆さんに迷惑をかけてしまった。それも、迷惑をかけたことについて皆さんに謝るかと思って、期待していたら、朝電話で言っていたことは全く忘れたかのように、寝坊した、と、遅れた原因を説明しただけだった。

大物か、あほなのか、今も近い将来も分からないでしょう。20年後くらいにはっきりするでしょう。