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インドネシアにいる理由
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 1996年8月に赴任して以来、19年を過ぎた。その間、どのくらいでしょうか、日本の会社で仕事をしたこともあるので、実質は17年くらいだと思う。53歳から72歳である。まだ、終わったわけではないが、そう長く居続けるというわけでもない。後、何カ月?後何年?

 自分では知らなかったし、気がつかなかった時期を含めると、パニック障害に掛かっていた期間は1年半ほどだったと思う。それを克服し、インドネシアに居続ける理由は何だったのでしょうか。

 先ず、仕事、押出成型の仕事、新しい製品、インドネシアでは誰も手掛けていない製品を手掛ける事に喜びを感じていた。出来あがって、客先に提供した時の快感は、日本でも、インドネシアでも同じこと、チップインバーディーを取った時の喜びだ。一年に何回かに限られる。

 インドネシア人に私の技術を伝えること。そして、押出し成型に取り組む姿勢を伝えることです。同じプラスチックの成形でも射出と大きく違う。別物だ。製品を作るように頼まれて、できるかできないか自分で判断をする。そして、できると返事をすれば、完成まで、全責任を負う。技術を売るのだから、営業は技術や知識を持っていなければできない。
 それらのことが、私に合っていて、面白い。


 気候が合っている。日本では静岡だが、温暖で住みやすい地域だ。夏で35℃を超えることは希だし、冬、零下になる日はほとんどない、雪もほとんで降らない。そんな、土地ですが、私にとっては、夏は暑すぎるし、冬は寒すぎる。大変住みにくい。その点、インドネシアは、30℃以上になることは希だし、寒く感じる時でも20℃以下になることはない。雨季のジメジメだけが、気に入らないが、老人の体にとっては優しい環境だと思う。暑さや寒さで命の影響は少ないと思う。ノンビリ、長生きには快適だと思う。

 
 エンダンさんの会社を軌道に乗せなければならない。アブドゥールをダイレクターにしたのが大間違いだった。1年を無駄にした。新ダイレクターになって、ゼロからではなく、マイナスからのスタートやり直し。直ぐに、出て行ってしまうわけにいかなくなったが、方法は、色々あるので、考えようと思う。これは,居たいという理由ではなく、いなければならないという理由になる。



 生活費が安いのもいい。高と思うのは、電気代くらいのもの、飲食品では、牛乳くらいでしょうか。程度こそ違うが、他の全てが日本より安い。ガソリンや高速代は、非常に安くて助かる。車の値段は高いと思う。ゴルフも高いと思うが、生活費ではない。
 私の食費、生活費は月5万円で充分、それに、旅やゴルフ6回の費用をプラスすれば、月平均5万円プラスの10万円で済む。
 酒や煙草をたしなまないし、カラオケも無縁なので、安く済んでいる。

 客先と取引が始まると、仕事を任せられる人とが必要、しかし、そういう人がいない。客先は不安になる。インドネシアには私しかいないのです。本当のところは、いくらなんでも、そろそろ、日本に落ち着きたい。
本音です。

玉手箱
注意喚起
ローヤルゼリー
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