インドネシア旅行観光を楽しんでいます。多分、仕事以外でインドネシア国内の各地を訪れた日本人の中で、私が一番多くの場所を訪れていると思いますし、自分で車を運転してジャワ島内を廻った走行距離が一番長いのも私だと思います。
直接、日本からの観光客の大部分は、バリ島を目指す。そこから、何%とかの日本人がジョクジャカルタ、ブロブドゥールにくる。ジャカルタ観光市内観光は、ある事はあるでしょうが、日本人の団体さんを見かけたことが無い。ジャカルタあるいは近郊にはモナス、国立博物館、大統領宮殿、スンダクラパ、タマンミニインドネシアインダー(TMII),ボゴール植物園、プンチャック、チボダス、ラグナン動物園、アンチョール、タマンサファリ、コタ駅辺りなどのスポットがあり、一日コースくらいは組めるが、それだけなので、人気は出ないようだ。
結局は、バリだけである。バリは俗化され、昔見たミュージカル映画のバリハイという歌の雰囲気は今は無い。物価はジャカルタより高い、外国人向け価格になっているし、ジンバラン辺りのシーフードレストランの量り売りの秤も信用できない。私は、日本からのお客さんの希望で、あるいはゴルフに誘われて、バリに何回も行っているが、好きにはなれない。バリ島の北部、西部には美しい浜、美しい海がまだ残っているので、お勧めだが、コースには入って
いないので、日本人その他の国の観光客に会うことは無い。個人的小グループのダイビング愛好者には会う程度である。
だから、バリとボロブドゥールはガイドブックの通りと言う事で、それ以外に行った場所のガイドをしたいと思う。写真は使います。
”かわいいあの子は誰のもの”(Nona manis siapa yang punya)”ブンガワンソロ”(Bungawan Solo)の歌で南国の楽園のような美しい島と子供の頃から想像していた。ぜひいつかは行って見たいと思っていた。偶然にも、53歳からジャカルタ近郊で仕事をするようになった。せっかくのこの機会を有効に使ってジャワ島中を回ることにした。
ジャワ島は日本の本州ほどの広さがあり、幅も長さも近いような気がする。ジャワ島はというよりインドネシアは鉄道網が非常に貧弱。殆どないと言った方がいいのかもしれない。また、其の少ない鉄道で、事故が多発する。車内も汚く、治安も悪いらしいので、殆ど利用する気がないと言うより、全く利用しなかった。また、レンタカーシステムがタクシー貸切と同じ。
日本人の誰もやれない、自分の車を自分で運転してジャワ島の隅々まで走り回ることにした。
赴任して、間もなく、まだ言葉が十分でなかったし、車の免許も持っていない時、遊びにいった場所がプラウスリブ(Pulau
seribu)でした。ジャカルタの北、40kmほどの群島、千の島と言う意味だ。男ばかりで四人、プラウマタハリ(太陽の島)へ行った。何もないところで、長期滞在でゆったりテニスをしたり読書をしたり、釣りをしたりして過ごす場所。アクティブ男の私としては物足りない。其の上、さんご礁はほとんど破壊されていて無残な状態だったし、海岸にはゴミが散乱し、全くの興ざめだった。おまけに、日本人のおじさん(私もおじさん)連中がカラオケの女性と一緒に土日を過ごしにくる場所だと言う。そういえば、船が出港するアンチョールの桟橋には、それとわかるカップルが多かった。後で、男だけで行くところじゃ無いと言われた。その後一度も行っていない。
次に行ったのが車の免許を買って持ってから、アンニュール(Anyer)ジャワ島の最西端だが、高速道路がそこまで通じているので、ジャカルタからは150KM位あるが二時間で着いてしまう。広い海岸は無く、泳ぐようなところではなった、インドネシア人が水遊びをしていた。この時、インドネシア人は殆ど泳げないことを知った。また、女性も男性も水着というか海水着というものを持っていない、殆ど普段着のまま、海水に浸かっている事も知った。シーフードレストラン(竹と椰子で作った小屋)で焼き魚や海老を食べて帰ってきた。日帰りだった。
そんなことから始まり、次第に遠距離、誰も行かないようなところとエスカレートしていった。最終的にはバリ、ジャワ島全部とスマトラ、ランプンまで地図なしで車で何処でも行けるようになったし、どんな田舎でも宿泊や食事で困る事はなくなった。危険を感じることもなくなった。それらの体験を綴っていきたいと思う。
私の真似をする事はお勧めできませんが、団体旅行でか行けないところに、ちょっとだけ、冒険心を出していただいて、田舎へ行っていただければ、それはそれで、新しいインドネシアが開ける事は間違いありません。